Welt Autismus Tag 自閉症啓発デー:オーストリアの学校

0
    私もつい最近まで知りませんでしたが、4月2日はWelt Autismus Tagと言う国連が定めた自閉症啓発デーらしいです。

    (これ、書いてる途中で忙しくなってしまい、数日過ぎてしまったのですが、今週いっぱいは【自閉症啓発週間】になっているので、続きを書きます)

    自閉症と言っても、数年前から今まで別とされていたアスペルガー症候群などいろんな発達障害項目が同定義になり、ひとまとめにされているので、ただ自閉症と言うとそのものを想像してしまい、分かり辛いかもしれません。
    うちの子も何か機関にかかるとか、病院関係は【自閉症】分野になるのですが、自閉症スペクトラム・高機能自閉症(アスペルガー)などなどいろいろあります。
    はっきり言って病気でもなく、生涯付き合っていかなければならない、かといって見た目だけでは周りには分からない、と言うのが難しいところだと思います。

    少し前に、息子に学校でアシスタントが付く様になったと書きましたが、9月から別の機関でも個別進路相談(カウンセラー?)を受ける事になりました。特に自閉症スペクトラムで15歳以上の中学校卒業(予定)者を対象とした所です。

    日本では中学からの高校進学率はかなり高いですが、こっちで4年間の中学校から進学する子はほんの何割かで、あとは見習いや職業訓練校に通う子がほとんどです。
    それよりも、その前に小学校4年生の時点でドイツ語・数学の成績が悪いとギムナジウム(中高8年)には入れないので、はっきり言って10歳で進路がほぼ決まってしまいます。

    しかもウィーンの学校の授業はどんどん厳しくなるだけで、かと言って教師がもっと働く様になると言う事などはまずあり得ず、授業時間数も変わらない。内容を詰め込み、試験を厳しくするだけで、教師の口から出る言葉はみな『とにかく勉強しろ』ばかり。子供の学力がいきなり上がるはずがないのに、ただ留年組や落ちこぼれが増えて行くだけと言う、全くもって矛盾する一方のウィーンの学校システム。

    さらにウィーンの人口は増える一方。
    私の住んでいる区などは、役所の人も『かつてこんな事は一度もなかった』と言うくらい人口が急に膨れ上がり、去年は次女の学校探しで苦労し、とにかくこの区の学校、ギムナジウムが2校・中学校が8校ほどあるにも関わらず、全く空きがないと言う状態に。
    ほんの少し前はギムナジウムには兄弟姉妹の優先枠があったり、成績もそこまで厳しくなかったのに、すべてがいきなり予想もしていなかった事態に。
    隣の区なら・・と思っても基本はその区の子が優先されるので、個人的な理由での他の区からの入学・転入希望者は成績がそこそこ良くないと無理です。リストを見て行けそうな範囲で電話してみるも『残念ながら・・・』と言う返事ばかり。

    私立の学校だったらなんとか入れると思うから聞いてみたら?と知人に勧められたりもしましたが、それ以前に次女は制服拒否(笑)
    ウィーンの私立ってだいたいカトリック系の学校が多い(と言っても私立学校は数校あるかないか)のですが、長女の時も(もう10年以上も前ですが)小学校を探していた時に勧められ、面接に行った事がありました。
    その時は大して深く考えていなかったのですが、『もし入学希望なら洗礼を受けさせて下さいね』と言われ、親がキリスト教でもないのに学校に入るために子供だけ洗礼?(実際こう言う子もいるみたいですが・・・)と言うのはさすがにちょっとどうかと思い、やめて現地の公立小学校で手続きしました。その学校では学長さんにも最初の面接で気に入られ、『今までアジア人でRの発音(これが難しいから)ちゃんとできる子は見た事がない!ブラボー(ってそこ?)』と、その後も『マイクロチップ!(小さいのにしゃきしゃきしてるから?笑)』とか言われ何事もなく4年間は超優等生で卒業しました。学校も先生ものんびりしていて昔は良かった・・・・・この10年での学校の変わり様(特にこの数年)はひどくて、なんだか子供の将来が・・・

    次女の話に戻って、結局区役所に駆け込み、最後の最後で『ここなら1席だけ空きがあるわよ!』と滑り込み入学できました。
    と言うか、そこしかないので(苦笑)有無を言わせずその学校に行く事になりましたが、かなり田舎的な所で、学校では校庭で収穫した野菜を食べたり(笑)周囲にも畑や宮殿があったり(宮殿の庭までただ散歩する授業とかも・・・w)割とのんびりしていて、うちからバスで10分くらいなのでそれほど遠くもなく、街中のコンクリートに囲まれた学校に毎日人混みにまみれて通うよりは良かったんじゃないかと思います。

    そんなこんなで、子供達の学校探しはいつまでたっても大変です。
    普通の学校探しさえ大変なのに、息子の様な子は中学を卒業した後はいったいどうやって生活しているのだろうか。

    まぁそんな子のために冒頭のカウンセラー施設があるのですが・・・

    本来ウィーンでは、精神科の様な病院や自閉症専門機関はほとんどが保険対象外で、かなりのお金がかかるのですが、今の学校の先生がいろいろと探してくださり、国の機関などを通じて無料で受けられるところを紹介・手配してくれたりと助かっています。

    未だにあっちこっち。今回はここ、次はここ、そしてどこに行けば良いのか?????と言う事も多くありますが、一応ここまできてなんとかやっている感じです。



    ついでにウィーン桜情報から:あっという間にもうすっかり葉桜になってしまいました。
    情報にならないですね(苦笑)
    うちのは早咲き種なので、ウィーンの他の場所はまだ咲いているかと思います。

    3月22日ほぼ満開時





    アジサイの芽





    JUGEMテーマ:日記・一般

     

    コメント
    コメントする








       

    calendar

    S M T W T F S
        123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
    << August 2019 >>

    profile

    オリジナル楽譜

    Sayuri Kato Official Site

    ShiKisai Official Site

    Shinichi Kato

    にほんブログ村

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    • 年齢を隠す日本人女性の謎
      Sayuri
    • 年齢を隠す日本人女性の謎
      HAT
    • 年齢を隠す日本人女性の謎
      12
    • 年齢を隠す日本人女性の謎
      SAYURI
    • 年齢を隠す日本人女性の謎
      あるぱか
    • ライブ音源【Greyzone】
      Noriko Fujii
    • SAYURIの才能と適職
      SAYURI
    • SAYURIの才能と適職
      mi-co humancube*
    • たまねぎ
      kitty
    • たまねぎ
      SAYURI

    recent trackback

    recommend

    recommend

    recommend

    recommend

    recommend

    デジタル・レコーディングの全知識 (PLAYER’S HANDBOOKS)
    デジタル・レコーディングの全知識 (PLAYER’S HANDBOOKS) (JUGEMレビュー »)
    サウンド&レコーディングマガジン,クラウディアス ブルース

    recommend

    recommend

    recommend

    バタフライ
    バタフライ (JUGEMレビュー »)
    笠井紀美子 with ハービー・ハンコック,笠井紀美子

    recommend

    recommend

    recommend

    recommend

    recommend

    recommend

    recommend

    recommend

    recommend

    recommend

    recommend

    recommend

    recommend

    recommend

    links

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode